
芝種の違いで
芝生管理よろず相談所、所長の林重人です。
画像は、4月末、アメリカ中部、カンザスシティで造成中のコースです。茶色のFWは、アメリカではゾイシアの名のノシバ(品種名メイヤー)。緑のラフはケンタッキーブルーグラスです。
日本でも暖地型芝草のコントラストを狙ってFWに寒地型芝草を使うことが一時はやりましたが、アメリカのカンサスでは逆の使われ方でした。カンサスは冬寒く夏暑い、アメリカでも移行帯と言われて寒地型と暖地型芝草の両方が使われているエリアで近隣のコースでもこのコースと同じ組み合わせの使い方のコースが多かったです。
アメリカでは張芝で造成するノシバは、高級品とみられる様で以前、一緒に仕事をしたゴルフ場設計家のルールウィッチ氏からもグレード高いコースはベントグラスかゾイシアが良いと言われたことがありました。
カンサスの大衆コースではFWもラフも種子で造成のケンタッキーブルーグラスでしたがFWの刈高はかなり高めの設定でした。
このコースでは張芝直後なので緑化が遅れていますが、近隣のコースでは4月末できれいに緑化が始まっていました。日本で使われているノシバと違って遺伝的に統一化しているメイヤーなので均一に緑化が進んでいるのでとてもきれいでした。
暑さに弱い寒地型芝草ですがラフの刈高ですと対暑性も増しますので大丈夫なのだと思います。勿論FWは、短く刈り込まれてノシバからの方がショットは打ちやすいです。この辺りも理にかなっていると思いました。
